2013年6月14日金曜日

苦行のモンセラット

バルセロナの道路ってよく考えられてるなぁ。

 

交差点の四つ角を直角に切らないでななめにして、角全部が駐車スペースになってるのだよ。道が広いのと新しい街だから出来るんだよね。日本でも埋立地などで使えそう。

バルセロナ・・・明るくていい街だけど実はあんまり見る所なかったりして('_')(私達都会にはあんまり興味ないの。)

そこで、バルセロナから電車で小1時間のモンセラートという所に行って参りました。「モンセラート」とは「ギザギザな山(のこぎり山)」という意味があって、この山の上にはサンタ・マリア・モンセラート修道院付属大聖堂があって、カタルーニャの聖地になっているそうです。黒いマリア像と少年合唱団が有名らしい。

マドリッドからカタルーニャ鉄道に乗って、それからロープウェイ、又は登山電車で頂上まで上がるんだけど、たった1時間でこんな風景に出会えるとはちょっと驚き。
 

かわいいロープウエイで5分

こんな所にこんな立派な建物があるなんて驚き。

さて、早速修道院に入ってマリア様を見に行った。入口には「お静かに」って言葉が色々な言語で書かれていて、みんなその通り静かに自分の順番が来るのを待って並んでいたんだ。
1時間程度並んでやっと私達の番がきた。


この狭い入口の中に黒いマリア様がいらっしゃいます。
一度に中に入れるのは3~4人。ここは一方通行で、皆静かに入ってゆっくり出て行きます。いよいよ私達がここに入った正にその時!何とおバカな3人のアジア人が出口から逆走してきて、狭いマリア様の前をふさいで写真を撮り始めるではないですか!
あ、Hさんの背中が怒ってる!Hさん、若い男をリュックでグイグイ押してるよ!あ、いかーん!こんな所でけんかしちゃダメだよ(ー_ー)!!マリア様の前ですよ~。

向こうの男がHさんに向かってきそうだったので、タンコブとっさに助け舟、「ここで止まっちゃダメだよ(英語)(`Д´) ムキー!」と言ったら、すると今度は後ろに並んでたスペイン人のおばさんも何やら「★☆★凸(--メ)(--メ(--メ)凸★☆★コラー早く出ろ」みたいな文句言ってくれた。その男は「何だふざけんな!」的な顔してたけど、渋々出て行きましたとさ。
その後修道院の外でその男に会ったら、Hさんに向かって来そうだった。来るなら来い!こっちは空手4段だぞー!でも来なかった。ホッとしたよ。

でもね、この人達のせいで、マリア様全く見れてないよー。一体何しに行ったんだ?という事で仕方ない、もう1度並ぶ事にした。

すると今度は超うるさいスペイン人カップルが真後ろに来た!
並んでいる小1時間、ずっと普通(より大きな)声で喋りっぱなしなのである。タンコブ再び(#`皿´) ムキーーーー! 「お静かに!」ってそこら中に書いてあるのにぃー!
50分位我慢してたけど、いよいよ我慢できずに「私達の前へどうぞ」って順番を替わってやった。
「WHY?]って聞かれたからさ、口元で(*´・b・`*)シー(あんた達うるさいよ!) ってやったらわかってくれて、それから静かに話してたよ。ふぅ。

さぁ、いよいよ今度こそ私達の番だ。しか~し、
まさかの若い夫婦が子供2人連れて横入り!マジすか?
ちっとも悪びれずにニヤニヤしながら「Excuse Me」とか言ってマリア様の直前で入ってきた。
 
凸(´口`メ) ウラァ~
日本人怒らないと思ったら大間違いだぞ。
「Excuse YOU!」と怒り顏で言ってみたけど、勿論そのまま横入り。
でもマリア様が見ていてくれるもん。
お年寄りはじーっと列に並んでいるよ。でも子供連れは並ばなくていいんだね。ふーん。そっか。
マリア様が見てるから私はいいけどね。でもやっぱりおかしいんじゃないの?


とんだ修行になりました。
でもここは本当に素敵なところ。
修行には何か意味があったはずだ。何だろう?
来るまでの行程も楽しいし、もっと時間があれば帰りは歩いて帰りたかったなぁ。

帰りの電車はすごく混んでいたけれど、みんなお年寄りには席は譲らないんだな。(ほぼ全員外国人観光客だった)
でももう私はイライラしない。だって誰も見てなくても誰かが見ているもーん。


黒いマリア様はお見通し。

0 件のコメント:

コメントを投稿