2013年6月18日火曜日

マドリッドで空手のお稽古

恐いと噂のマドリッドに移動。

カバンを切られた人多数。
つい先日バルセロナでお会いした年配の男性も、地下鉄でコートを着た女性に隣に座られ、バッグ開けられたと言っていました。危ない危ない。

あれっ、マドリッドに来たら平均身長が低くなった?
浅黒い丸っこい人がたくさん居て、バルセロナに居たようなオシャレな人が確実に減少。っていうか、行った事ないけどここ南米?

実はマドリッドに来たのには訳があるんです。
Hさんの空手流派のスペイン支部道場がここにあるんです。スペインに行ったら是非訪ねてみようと、日本から黒帯だけ握りしめて参りました。
道場の住所はわかっているので早速行ってみるのだ!

スペイン松濤會 マドリッド本部

おお、立派な道場がありました!
こちらの先生(昼間厚雄先生)は1966年に単身船でスペインに渡り、47年間スペイン各地、南欧、南米(チリ等)に空手道を広めてきたすごい人なのです。2011年には70歳でキリマンジャロ登頂をした先生!スゴイ!(それに比べて私達のヘナチョコぶり)

Hさんは先生とは面識はあるものの殆どお話もした事が無い、っていうのに、アポなしでお邪魔してしまいました。道着も持ってないのに(確信犯)練習に参加させて頂きました。
空手道を通して、数えきれないスペイン人に良い影響を与え、間違いなく欧州での日本人像の認識、地位向上に貢献した1人です。なんと先生、スペインの皇太子様にも宮殿内で教えていた事もあるそうですよ。
日本のマスコミの方、是非、昼間先生の類い稀な半生の取材のご検討をお願いできればと思います。(Hより)
というか、自分が知りたい先生の半生(たんこぶ)

昼間先生


子供クラスの様子 
子供クラスを教えているのは先生の息子さんの「エドワルド先生」
遥か遠い異国で、一人の日本人が持ち込んだ空手道を通して、日本の挨拶や正座が若い世代へ引き継がれていくのは何とも感慨深い。みんな上手にやっててかわいいよぅ。

さて、こちらは大人のクラス。この日は学生達は試験前と言う事もあり、参加者が少なかったようです。
右端Hさん

Hさん(上段受け)

2日間に渡って稽古に参加させてもらいました。
以前は道場がいっぱいになる位の生徒がいたそうです。
私達旅行者にはわからなかったけれど、スペインは本当に今迄にない位経済が悪く、特に若い人の約6割が職を失ってて、稽古生も激減している、と先生も心配してらっしゃいました。

  
稽古の後、生徒の「星君」←(スペイン人だけど、ニックネームらしい)が私達をバルに招待してくれた。それも2日連続で!星君はスペイン語しか話せないけど、何とか会話ができるのは私のスペイン語勉強の成果、では無くて、携帯の翻訳ソフトのおかげだね。

ここは人気のバルらしくて、次々人が入ってきてずっと満席。

 

どこのバルに行ってもカウンターの下はゴミだらけ。何で?って聞いたら星君も知らないって。スペイン人の習慣で、バルではこうするんだってさ。タンコブも真似してぽいぽいゴミを捨ててみた。普段してはいけない事が出来るってのは何とも気持ちがいいもんだ。

先生にも豪華なイタリア料理屋さんに連れていって戴きました。大きくなお店なのにお客さんはまばら、景気が悪い事を目の当たりにしました。

毎日ゴミを収集にくる国。
トイレが無料で紙もある国スペイン。
エスカレーターも日本みたいに片側空けて立ってた。
こういうのが無くなった時いよいよ国としてダメになる時なんだろうな
頑張ってほしい。トイレはいつまでもタダで、掃除がされてますように。



1 件のコメント:

  1. 昼間先生、お元気そうですね。
    僕たちがお目に掛かったのは20年以上も前だもんね。

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